全日本仏教青年会全国大会が曹洞宗大本山總持寺にて開催され、私も住職と息子達と行ってまいりました。
この大会は宗派を超えた仏教徒の文化祭のような大きなイベントで、宗教宗派に関係なく多くのお客様が参加できるよう、音楽と仏教のコラボ、シンポジウム、バスケットボール3×3のトーナメント、精進料理ブース、広大な敷地で様々な催しが行われていました。

今回楽しみにしていた映画「典座」の試写会がありました。

私達の生活の身近な「食」というテーマから禅の教えが描かれていました。
食べるもので体はできている、食べ物の命を頂いて私達は生かされている。
今、この飽食の時代の中で見直すべきを改めて考え、身が引き締まる思いで鑑賞しました。


典座和尚さんと麺屋武蔵のコラボ、精進ラーメンは、動物性タンパクを使っていないのに、コクと旨みの凝縮されたスープがとても美味しかったです。
慣れないキッチンカーで典座和尚さん方が提供して下さいました。
そしてなんと、ラーメンの列で私の前に並んでいた女性が振り返り、「こんにちは」と。
なんとお料理教室の生徒さんでした!この日の事をお知らせしたら本当に来てくださって、しかも私の前に並んでいるとは驚きでした!
これぞ仏縁だなあと改めて感謝です。

ほとけさまの優しいカレーも試食を頂きました。このブースでも前に精進料理を教えて頂いた和尚さんに再会出来ました。

他にも、お茶席、生菓子作り体験(これやりたかったのですがタイムオーバーで出来上がりを買いました)、精進ピザなど食にまつわるいろんなブースが出ていましたが、全てまわれず後ろ髪引かれる思いで帰ることに。。。

お寺を宗教宗派と難しく考えるのではなく、堅苦しくなくもっとしなやかに心の拠り所になれるような場所でありたい。
お寺はこうして人が集まり、地域のコミュニティの一つであるべきところだと改めて思いました。
東昌寺も精進料理教室六味もそんな場所でありたいと改めて思った一日でした。
お世話になった皆様、ありがとうございました