秋の風が吹いているのに夏の花がまだ咲いています。
コスモスやシュウメイギクの隣にムクゲや芙蓉の花が共存する庭は、夏の短い信州を物語っているようです。
スーパーに並ぶ食材もだいぶ秋めいてきました。
くだものやキノコのシーズンですね。
旬のお野菜やくだものを頂く機会も多いと思います。
「沢山穫れすぎて困るのよ」「また頂いて困るのよ」というのは田舎ならではの嬉しい悲鳴ですね。
作って下さる方、お裾分け下さる方、当たり前に新鮮な食材を得ることの出来る環境に感謝し、いただききる事を一緒に考えましょう。

精進料理教室六味は開設してから1年9ヶ月が経とうとしています。開設当初から続けてきて下さっている方、精進料理に始めて触れる方、皆さんが楽しんで頂けるようにコースを増やすことにしました。
「精進料理のいろは」では、初心者の方でもわかりやすいよう、曹洞宗の教えを元に精進料理をひもときます。
「一汁三菜」では、毎日の食卓にすぐに生かせる献立を。
「おもてなし料理」では上級者の方向けに、更に時間と手間をかけて心づくしのお膳を作ります。
(おもてなし料理は2ヶ月に1度の予定）
いずれの講座も、特別な材料は使わず心を込めて作ることが基本です。
お精進であり化学調味料も使いません、発色料や保存料の入ったきれいな食材も使いませんので、一口食べて唸るほど美味しいとか煌びやかさはありませんが、楽をせず手間を惜しまずひたむきに食に向き合う＝という調味料が美味しくしてくれるのではないでしょうか。
おばあちゃんの作ってくれたご飯が美味しくて恋しいのは、きっとそういうことなのだと思います。

かく言う私もまだまだ勉強の毎日です。一緒に楽しく学びたいと思いますのでどうぞ気負わずいらして下さい。お待ちしております。
アレルギー等考慮し可能な限り置き換え対応したいと思いますので、ご心配な方はどうぞお気軽にお問い合わせ下さい。