甘夏を頂いたので、ピールとオランジェットを作りました。

水俣病患者家庭果樹同志会の方々ができる限り農薬を使わない栽培で育てているとのこと。剥いた身は酸味と甘みのバランスよく、みずみずしくとてもおいしかったです。少し寒天で寄せてみました。

教室を休んでいるこの頃、保存食や乾物の整理を兼ねてずいぶん消費しています。本当に必要な備えとそうでもないもの、消費計画の甘さなどいろんなことが見えてきました。乾物はついついため込んでしまう傾向がありますね。この棒寒天を使う日が来てよかったです。中の皮はアルミ鍋の黒ずみを取るために煮て、外の皮は何度も煮こぼしてピールに。文字通り余すことなく使い果たしました。

毎日のニュースに心が塞ぎがちになりますが、私はお料理や掃除をする時間にだいぶ助けられています。何も考えず黙々と作業していると疲れた心を調えてくれる気がします。終わるころにはすっきりです。

新型コロナウイルスにはまるで意思があるかのように、私たち人間は弄ばれているような気すらしますが、家庭では無いものを何かで代用して工夫したり、改めて豊かすぎる生活を見直したり、忘れかけている大切なものを考えるきっかけになったことに間違いはありません。いろんな情報に心乱されることなく、正しい判断ができる自分でありたいと思います。そして困っている人と助け合いながらこの窮地を生き抜きましょう。