なんですかこの色は!?  と聞こえてきそうですね。

この精進料理らしからぬ色、実はビーツの天然の色です。
昨日の仕入れでフレッシュな地物のビーツを見つけ、急遽メニューを変更したのです。
じゃがいものすり流しの予定だったのですが、そこに少しだけビーツも加え、豆乳で伸ばしてこの色になった次第です。
とはいえ、1/2個でこの色です。

ビーツは「飲む輸血」とも「奇跡の野菜」とも言われるとても栄養価の高い野菜だそうで、ロシア料理のボルシチに入れる事で有名ではあるものの、なかなかお料理する機会はありませんよね。
その珍しい奇跡の野菜も日本では茨城や長野で作られ流通しているそうです。

この鮮やかすぎるほどの赤、食紅の代わりに色素としても使われる程で、私も「やしょうま」を作るときに赤色として用います。
調理する時はまな板も包丁も手も、事件現場のような状態になります。

その効能はポリフェノールのみならず、鉄分、高血圧予防、がん予防、動脈硬化予防、肝硬や脂肪肝予防、イライラ解消などなど、調べると次から次へと出てくるほどです。今日の生徒さんはビーツの調理は初めての方ばかりで、興味深く見て行かれました。
もしビーツをお店で見つけたら是非チャレンジしてみてください。
まるでデザートみたいですが、見かけによらずお味は淡白、美味しいすり流しになりました。


・トウモロコシご飯
・じゃがいもとビーツのすり流し
・胡麻豆腐
・がんも
・ブロッコリーの胡麻和え(生ごまを煎ってからすりました)
・精進だしがらの佃煮
本日もご受講ありがとうございました