10月のお料理教室は、きのこ・菊・銀杏・さつまいも・りんごなど秋を沢山頂きました。

この菊は新潟名物の「かきのもと」と呼ばれる食用菊です。
信州ではまだ紫の菊花はあまり出ていないので新潟よりたくさん仕入れました。
このたくさんの花を一つ一つ丁寧にガクを外し、さっと茹でて甘酢漬けにします。

以前お料理の先生に「もってのほか」という名前の一品を習いました。
天皇家の御紋である菊を食べるとは、もってのほか!という所からこの名前がついたとのこと。
一方、新潟の「かきものと」はポン酢で食べるのがポピュラーとのこと。
柿の実が色づく頃に旬を迎えるから、とか、柿の木の根元に植えると味が良くなるから、とか、垣根の下に植えてあるから、など諸説あるようです。

私は茹でてよく水気を絞って冷凍したり、甘酢漬けをビン詰めにして冷蔵庫で保存し、秋の名残をいつまでも愉しみたくて欲張ります。
オリーブオイルと和えたらイタリアン、ごま油で中華風、食べるドレッシングとして目にも美しくおいしくいただけます。

今日もおひとり一瓶ずつお土産です。
今日も賑やかで楽しいひと時をありがとうございました。

12月6日(木)は精進料理教室六味の忘年会ランチです。
今まで精進料理教室六味に来てくださった方はどなたでも参加できます。詳細はお問い合わせください。