12月は教室をおやすみし、忘年会と和食の勉強、そして親睦を深めるためにランチ会をすることになり、生徒さんオススメの和食屋さんこよみ料理鼎さんへ行ってまいりました。
なかなか予約の取れない人気店で、この日もすでに満席の看板が出ていました。
ピシッと綺麗な暖簾を潜り季節の花や木に出迎えられます。
食事をする前からこのお店は間違いないと解る、そんな安心感と共にお店に入りました。
和服のにこやかな女将さんが出迎えて下さり席に着きました。
お客様をお迎えすると言う心配りがそこここに感じられて心地よく、前菜からデザートまで、お味はもちろんのこと、器や盛りつけまでおもてなしの心が嬉しいのです。

デザートには女将さんの作る練り切りとお薄が人気だと聞いてたので、とても楽しみにしていました。
この日は11人でお邪魔しましたが、8種類の可愛らしい練り切りがそれぞれに運ばれると思わず歓声が上がりました。
こがらし、雪中花、山茶花、白菊などなど、季節を模ったお菓子は嬉しいですね。
ご主人は板場に留まらずお料理を自ら運んで説明してくださいました。
お料理にもお店の設いにも、ご夫婦のお人柄の滲み出る素敵なお店でした。

普段私たちが学んでいる「典座の三心」そのものでした。
そんな心のこもったお料理を頂きながら、自分を振り返ってみると・・・?
忙しさや面倒くささにかまけて手抜きをしてしまうこともあります。
私もそんな時こそ「典座の三心」を思い出し自分を励まします。
喜んでもらえて自分も嬉しい、そんな嬉しい循環がずっと続くといいなと思っています。

教室を始めて早いもので1年が経ちました。
開設当初は全てが手探り、右往左往してご迷惑おかけしたこともありましたが、どうにか1年やってこれました。
この日は身に余るお言葉も頂きました、そして生徒さん同士のご縁も広がり、こうして新しいコミュニティが出来たことがとても嬉しいです。
寺の役員の皆さま、サポートしてくれる友人家族、携わってくださるすべての方々に感謝申し上げます。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
2018年今年一年ありがとうございました。拝